お～える Connections プロジェクト HomePage by ANSoft

No.8

	「ふわ～…。目が疲れちゃったなぁ…。そうだ、外の空気を吸いに事務用品を買いに行こうっと。行ってきま～す!!。…あぁ、外は気持ちいいなぁ!」
	「あっ、お姉ぇだ!」
	「うわっ、舞衣、あんたどうしたの!?」
	「火の国屋書店に行ってたんだよ。ゼミで使う本を探してたの。」
	「あ、じゃぁこれから家に帰るのね?そこから地下鉄に乗るんでしょ。」
	「そうなんだけどさぁ。せっかく会ったんだから、お茶でもおごってもらおうかと。」
	「何ぃ?お姉ぇはお仕事中なんだぞ?」
	「へぇ。スバータックスのサービス券にぎりしめて?」
	「こ、これはだなぁ…。」
	「あ、都合のいいことに、その角にちょうどスバタが。」
	「はいはい、参りました。今日はあまり忙しくないからいいわ。その代りワリカンよ。」
	「えぇ? お姉ぇのサボりの口実を作ってあげてるのにぃ?」
	「くぅっ!なんてよく出来た妹なんでしょう!あんた将来、絶対出世返ししなさいよ。」
	「わかったわかった。え～と、私ミルキーフラペチーノのトールサイズ。」
	「また!わざわざそんな高いものを…。」
	「お姉ぇは?」
	「私?…う～、悔しいから同じのでいい!もう!!」
	「はぁい。じゃぁ、頼んでくるね。ご馳走様～。お財布。」
	「財布ごとなんて渡さないわよ!千円札一枚で十分でしょ!」
	「いくら私が貧乏学生だって、お姉ぇの財布からお小遣いくすねたりなんてしないよ。」
	「バニラフレーバーたくさんふりかけてね!」
	「はい。チョコチップクッキーのサンプル。もらってきたよ。」
	「うわ、こんなにたくさん!!どうやって…」
	「テーブルに友達が10人いる、ってもらってきたの。」
	「あんた…絶対に世渡り上手になるわ。」
	「お姉ぇのお墨付きをもらってもなぁ。人事課の中辻さんならともかく。」
	「世渡り術は人事課じゃないわ。お～える全般のお仕事よ。」
	「ふ～ん。そうなんだ。そうか、じゃなきゃ、仕事中にこんなにのんびりできないもんね。」
	「この術を身に着けるのに10年はかかるわよ。」
	「お姉ぇは2年しか働いてないでしょ!! 」

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