「さってと、お3時だ!今日は研修センタのほうに行ってみようかな。ミミちゃんがいるかもしれないし…。」 | |
「あらっ、愛依じゃない。どうしたの?こんなところに来て。補習だっけ?」 | |
「あ。後ろから登場しましたね…って、今日は補習じゃないわよ。お茶のみ休憩。」 | |
「そうよね。今日は補習の予定なんて入ってなかったはずだし。ちょうど私も休み時間だから、リフレッシュルームでも行く?」 | |
「あ、ミミちゃん講習会やってたんだ。今日はなにやってるの?」 | |
「簿記入門。愛依が一回、補習受けたやつよ。」 | |
「あちゃ〜。あの、苦い思い出のある講習かぁ…!!」 | |
「はい。自販機のコイン。お客さま用だけど、特別に一枚あげる。なに飲む?」 | |
「ラッキ〜〜〜。じゃぁ、ココア!!」 | |
「おっ、ナイスセレクト。それ、今年の売れ筋よ。私は…ダージリンティにしよう。」 | |
「そか。ミミちゃんコーヒーだめな人だったっけ。」 | |
「舌がおこちゃまなのです。」 | |
「何をおっしゃいますか。ビールけっこう飲めるのに。」 | |
「ビールは焼き鳥のおかずよ。」 | |
「出ました。クシハチの焼き鳥。何か新作出た?」 | |
「出た出た!!えーとねー、ド…ドネル? 」 | |
「ドネル?…あー!!シシカバブみたいな。」 | |
「そうそう!!トルコかどこかの。」 | |
「あの、ほら!肉がモサっと刺さってて、刀みたいなヤツで削って…」 | |
「それそれ!!その串が今月の新作。」 | |
「おお。それはぜひ食べてみたい。」 | |
「じゃぁ明日行こうか。講習会のメンバーも一緒だけど。」 | |
「行く行く!!誰いるの?講習会。」 | |
「新人の男の子が3人いるよ。」 | |
「おおおおお。」 | |
「あと、ツジキョン。」 | |
「ってことは、3対3!?いいねいいね。合コンみたいで。」 | |
「だめよ。こないだみたいにハンバーグ3皿も食べちゃ。」 | |
「だめですか…。」 | |
「あっ。すごく寂しそう。いいわよ!食べても…。」 |