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No.4

	「う…う～ん!ちょっと疲れたなぁ。よし、運動がてら、今日はちょっと遠くの給湯室に散歩に出てみるかな…。さて、誰かいるかな?」
	「あら?愛依じゃない。何か申請書を取りに来たの?」
	「あ。か～こがいました～。え～とね、ただの出張休憩でした。」
	「休憩って…またずいぶんと遠くまでお茶を汲みに来たのね。」
	「たまには、違うところでお茶を汲むってのも気分転換というものよ。」
	「おお、それは勤労課としても強く推奨するところである!」
	「ところで、何か変わったことない?」
	「あ、そうそう。今度、保養所が出来るよ。」
	「ほんと～!?どこに?」
	「えーと…葛飾の…」
	「え?都内なの!?なんじゃそりゃ。」
	「いやいや、保養所ったって、伊豆とか蓼科とかそういうレベルのものと、ちょっと会社帰りにリフレッシュするようなものがあるわけさ。」
	「あ、じゃぁ、フィットネスセンターとか?」
	「えーとねー、確か、健康ランドよ。」
	「健康ランドって、温泉とかあるやつ?」
	「そう!そういうの。」
	「健康ランドって、意味なくカラオケとかもあるよね。」
	「あ…確か、あったはず。」
	「よ～し、決定!」
	「また。愛依は突然何を決めちゃったかな。」
	「今度の時短推進日に、3人で行こう。」
	「3人て、らぶちゃん?」
	「そう!彼女も最近、ひえ気味だって言ってたし。」
	「ああ…受付ボックスはこの時期きついって言ってたからね～。」
	「というわけで。今度の時短推進日って、いつ?」
	「残念ながら…明日なのよねー。」
	「えっ…?残念どころか、渡りに船じゃぁ?」
	「保養所が使えるの、あさってからなのよ…。」
	「が～～～～ん。か～この権限で、推進日、一日ずらせないの～?」
	「そりゃ無理だわさ…」

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